取材後の原稿チェックを行う!

PR KNOWHOW - Part.13

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取材後の原稿チェックを行う!

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マスコミとのかかわりで気をつけなければいけないのは・・・、”単にマスコミに取り上げてもらうだけでは意味がない”ということです。極端な例としてはマスコミに自社の不祥事が掲載されると、企業イメージのダウンにつながります。たとえ不祥事ではなくても、会社にとってマイナス要素が紙面に載ってしまえば同じことです。目標はあくまでビジネスに生かすということであれば、自社が目指すポジションやブランドイメージ、売上に直結するように露出していく必要があります。

 

そのために重要なポイントは・・

1.マスコミにコンタクトする前に、きちんと自分たちのキーメッセージを練っておき、一貫性があるようにしておくこと。

 

2.原稿チェックが可能かどうかの確認をすること。万が一、間違った解釈で記事にされてしまってはもともこうもありません。原稿チェックができないときは、いつも以上に誤解のないようにさらに丁寧に事実を伝える必要があります。

 

3.緊急事態が起きたときの対処方法を事前に考えておくこと。マスコミが直接社員と接触する可能性もあるため、社員へあらかじめ対応マニュアルを配っておくなどの対処が必要です。例えば、

 

“原則として社員は取材に応じないという態度を徹底する”
“「コメントを出す立場ではなりません」と言えるようにする”

 

など日頃の教育も重要になります。

 

またすべての緊急時に記者会見を開く必要はありませんが、マスコミ数社から問い合わせがあるようならば開いたほうがいいでしょう。理由は、個別に対応するのは大変だからです。情報が混乱する前に窓口の一本化し、また記者会見を開く前には、必ず会社側の方針を決めておくこと。特に不祥事などの場合、マスコミから異議を唱えるような質問がでてきます。

 

その際に方針が決まっていなければ、スポークスパーソンはどこまで話していいのか、対応に自信がなくなってしまいます。スポークスパーソンは、毅然とした態度で、マスコミからの理不尽な要求や言動にも耐えて、冷静さを失わないようにすることが何よりも重要です。

また、マスコミは報道機関である一方、”ビジネス”であるということも忘れてはいけない事実です。話題づくりにされかねないことも認識しておきましょう。

 

そのほか、一時期に露出しすぎるのも危険です。悪質なマスコミによっては、持ち上げて叩くことで2回儲ける方法を取るところもあるからです。浮かれていると、思わぬところで足元をすくわれることがよくあります。マスコミは付き合い方によって、薬にも毒薬にもなりうことに、意外にも認識している人は少ないようですが、十分気をつけて下さい。

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